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本間一夫文化賞 第7回受賞者 ケージーエス株式会社 榑松武男氏

榑松氏写真
視覚障害者の文化向上に貢献した人・団体に贈る、 第7回 本間一夫文化賞選考委員会を9月17日に開催し、金田一郎委員長(財団法人日本障害者リハビリテーション協会会長)の下、慎重な審査の結果、今年度の受賞者にIT関連企業ケージーエス株式会社社長の榑松武男(くれまつ たけお)氏が選ばれ11月13日創立70周年の集いで贈呈しました。
榑松様は、点字ディスプレーのメーカーの代表として、視覚障害者のパソコン利用の広がりに尽力したと評価されました。

受賞後のご挨拶では、この事業を始める事になった経緯などの苦労話を紹介いただきました。
そして最後に、「事業としてやってきた事で、決してボランティアとしてやってきた事ではありませんが、結果的にみなさんに喜んで使っていただく、そして世界の点字を使う視覚障害のかたにも使っていただく、みなさんに喜んでいただき、また私どもの会社も順調に成長していく、本当にありがたい事だと思っております。今回の受賞を機に、さらに世界最小、そしてより便利な製品作りに励んで参りたいと思います。」と、お話いただきました。




世界最先端、世界最小・最軽量の製品化で視覚障害者の情報化対応を支援

ケージーエス株式会社は1953年通信機器部品メーカーとして創業し、高精度なソレノイド(電磁機能部品)の開発生産を手掛け、59年に日本で初めてソレノイドの専業メーカーとなった。

第2の柱として、1984年、点字セルの開発、販売に着手した。そのきっかけは、旧通商産業省工業技術院(現在の産業技術総合研究所)から、ソレノイドを利用した皮膚刺激器具の製作依頼を受けたことに始まる。それまでのソレノイドは長時間使用でコイルによる温度上昇と、衝撃音が発生することから、圧電素子(セラミック素材を使用することを提案し、問題を解消した。以来、同社は日本で点字セルのオンリーワン企業となり、毎年新製品を発表している。さらに、世界最先端あるいは世界最小・最軽量の視覚障害者用コミュニケーション機器の開発にも注力している。


ケージエス株式会社 http://www.kgs-jpn.co.jp/

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