トップページへ

ここから本文

第12回「本間一夫文化賞」受賞者を発表

2015年10月

第12回「本間一夫文化賞」受賞者を発表 - 東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智氏 -

福島智氏写真  社会福祉法人日本点字図書館(本部:東京都新宿区、理事長:田中徹二、以下:日本点字図書館)は、視覚障害者の文化向上に貢献した個人・団体に贈る本間一夫文化賞の選考委員会(委員長:社会福祉法人恩賜財団済生会 炭谷茂 理事長)を9月9日に行い、第12回受賞者に盲ろう者として福祉増進を目指す社会的活動に尽力している、東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智(ふくしま・さとし)氏に決定しました。
 福島氏は、現在は大学教授として研究を行ない、日本点字図書館の評議員としてもご活躍頂いていますが、3歳で右目、9歳で左目を失明、更に14歳で右耳、18歳で左耳を失聴という、全盲ろうのハンディを抱えていらっしゃいます。
 このようなハンディを抱えながらも、東京都立大学人文学部を卒業後、同大学院の博士課程まで進学。その後、金沢大学教育学部助教授、東京大学先端科学技術研究センター准教授を経て、2008年に同大学で博士号を取得し、現職となりました。
 専門は、バリアフリー論、障害学(Disability Studies)の研究です。福島氏が研究室で推進しているバリアフリープロジェクトは、現代社会に生きる障害者や高齢者の前に存在する生活上のさまざまな「バリア」の具体的実態を明らかにするとともに、「当事者」の視点や生活実感を研究の立脚点として、これらの「バリア」が生み出される機制、相互連関、思想的背景等の諸要因を構造的に分析し、「バリア」撤廃をめざす研究です。
 盲ろう者として日本で初めて大学へ入学し、世界で初めて常勤の大学教員となった福島氏は、困難に直面しても自らの力で道は切り開くことができるのだ、という希望を多くの人に与え続けています。
 さらに、他者との会話とコミュニケーションにおいては、母・令子氏の考案した指点字を使用しています。正確な情報を伝えることのできる指点字は、現在では多くの盲ろう者に普及しています。
 研究・教育・社会的活動のみならず、コミュニケーション方法という生き方においても、その実践によって、すべての障害を持つ人々に多様な選択肢と、多大な影響を与え続けている福島氏は、本年生誕百年を迎える本間一夫の記念の年の文化賞に最も相応しい人として、選考委員の総意で、この度受賞が決定いたしました。
 2015年11月15日(日)、日本点字図書館で開催する「日本点字図書館オープンオフィス」にて、賞状・記念レリーフ・賞金を授与する表彰式を行ない、その後、記念講演を行ないます。



選考委員



協賛



後援





日本点字図書館オープンオフィス

75年にわたり視覚障害者の読書と文化活動を支える日本点字図書館が、一般の方々に視覚障害者への理解を深めていただくために、館内を開放して点字図書館の「今」を体験いただく無料イベント。
2015年11月14日(土曜日) 10時から16時30分、15日(日曜日) 10時から16時
関連ページ :http://www.nittento.or.jp/press/pr151007_openoffice.html



日本点字図書館について

社会福祉法人 日本点字図書館
ホームページ : http://www.nittento.or.jp/
1940年創設。点字図書・音声図書の製作・貸し出し、中途視覚障害者のための点字教室、視覚障害者のためのパソコン教室、視覚障害者用具の販売等の事業を行なう。視覚障害者情報総合ネットワーク 「サピエ」の管理も行なっている。



本件に関するお問い合わせ

社会福祉法人 日本点字図書館 総務部 広報担当 和田・成瀬
電話:03‐3209‐0241/FAX:03‐3204‐5641
Eメール:nitten@nittento.or.jp


本文 おわり

補助メニュー