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本間一夫文化賞 第6回受賞者 石川准氏

1956年富山県魚津市に生まれ、高校一年生の時に網膜剥離のため失明。1977年、点字受験で初めて東京大学文学部社会学科に合格。現在、静岡県立大学国際関係学部教授として活躍されています。

研究テーマは、存在証明の問題を軸に社会分野では、アイデンティティ・ポリティックス論、障害学(disability studies)、感情社会学、民族・人種・エスニシティ研究、現代家族論、社会情報学、また情報処理分野においても、日本語英語自動点訳プログラムの開発や視覚障害者のGUI(Graphical User Interface)アクセスを可能にするインターフェイスの研究、日本初の視覚障害者向けGPS歩行支援システムの開発などにも取り組まれています。

研究者として、また視覚障害者の立場として幅広く活躍されている石川様は今年53歳です。社会学者としてまたIT普及の実践者として視覚障害者の福祉文化を切り開かれました。

主な著作に『アイデンティティ・ゲーム-存在証明の社会学』(新聞各紙の書評に取り上げられ高い評価を受けた。)、『障害学への招待』(従来の医療や社会福祉の対象としての障害という枠から障害者を解放し、障害者自身の文化、自己決定権などについて多用な方法論で解説した著書。出版形態としてテキストデータをFDで添付し、新しい出版形式を提案した図書。)、『社会運動論をめざして-理論と分析』などがあります。

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