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本間一夫文化賞 第19回受賞者 株式会社小林鉄工所・代表取締役社長 小林博紀氏

代表取締役社長 小林博紀氏写真

視覚障害者の文化向上に貢献した個人・団体に贈る本間一夫文化賞の選考委員会 (委員長:社会福祉法人恩賜財団済生会 炭谷茂 理事長)を9月15日に行ない、第19回受賞者を、株式会社小林鉄工所・代表取締役社長 小林博紀(こばやし・ひろき)氏に決定しました。

株式会社小林鉄工所は、1933年創業、産業用機械の設計・製造を行なう京都市の企業で、1946年からは点字関係機器の開発製造も行っています。小林博紀氏は大学卒業後まもなく父の急逝を受けて小林鉄工所を継ぎ、点字製版機の電動化や点字印刷機・点字タイプライター・点字作図機等の開発を手がけられました。1984年にはコンピュータ制御の自動点字製版機を完成させ、全国の点字出版所・点字図書館等で使用されています。現在自動点字製版機のメーカーはわが国では同社だけです。

小林氏は85歳の今もなお現役で、自動点字製版機等のメンテナンスや点字印刷機の自動化等の新規開発にも取り組まれており、日本における点字印刷・点字出版を支え、点字文化の維持発展に大きく寄与されています。


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