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「第4回 目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」の結果のお知らせ
募集したテーマ
日常生活で使うもの(非日常生活で使うものも含む)
主催
社会福祉法人 日本点字図書館 / 公益財団法人 共用品推進機構
表彰式
2019年11月3日 10時30分すみだ産業会館
(「サイトワールド2019」内にて行ないました)
ごあいさつ
このたびは、「第4回 目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」に、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
お蔭様で盲学校の部では43名、50作品、一般の部では33名、55作品の応募をいただきました。
アイディアの内容は、盲学校の部では、学習を主体的に深く進めるためのアイディアや、日常生活をさり気なく支えてくれる夢のあるアイディア、不便さを劇的に解決してくれるユニークなアイディアなど様々な作品がありました。一般の部では、日常生活の不便さを解消するために、既存の製品やアイディアにオリジナルを加える作品が多く見られました。
それぞれのアイディアは、移動、衣服、医療機器、家電製品、金融、光学機器、住宅設備、情報、食品、書籍、日用品、文房具、玩具など、広い分野に亘るものでした。
アイディアの傾向を分けると大きく3つの項目がありました。
1. 夢のあるもの(非現実的なものであるが、夢があり希望が持てるものなど)
2. 実現可能性があるもの(現実的であり、製品化が可能なもの、あるいは少しの工夫で製品化がきそうなものなど)
3. ユニークさ(斬新さ)があるもの(アイディアの内容がユニークであり製品化できたら、楽しみの持てるものなど)
審査は審査員会にて厳正に行い、盲学校の部、一般の部、共に以下の3つの視点から、最優秀賞(盲学校の部1名、一般の部1名)、優秀賞(各部2名ずつ)、入賞(盲学校の部4名と1団体、一般の部4名)を選定いたしました。
今回、盲学校の部で最優秀賞に輝いたのは埼玉県立特別支援学校塙保己一学園小学部1年生の作品「らくらくるーぺ」でした。年少時から小学校低学年の弱視の子供達に使いやすいように考えられた作品でした。
一般の部の最優秀賞は、視覚障害者の日常の不便さを解決し、より多くの人に使いやすくなる「手袋になるハンドクリーム」でした。
来年も継続してアイディアコンテストを開催する予定ですが、より具体的で実現可能性が高いものや、ユニークで斬新でありながら豊かな想像力が感じられるアイディア作品が集まることを期待しています。
目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト事務局
社会福祉法人 日本点字図書館
公益財団法人 共用品推進機構
入選作品 盲学校の部
最優秀賞
らくらくるーぺ
平山めぐみさん
(埼玉県立特別支援学校塙保己一学園 小学1年生)
優秀賞
ちゅういくん(食事中注意ロボット)
福冨鼓哲さん
(筑波大学附属視覚特別支援学校 小学5年生)
ユニバーサルデザインを活用した飲料
杉水流さくらさん
(筑波大学附属視覚特別支援学校 小学6年生)
入賞[ユニークで夢のあるアイディア賞]
飛行機ベッド
清水優太さん
(静岡県立浜松視覚特別支援学校 小学3年生)
入賞[実現可能なアイディア賞]
しゃべる自販機
浜松盲学校3Bチーム
(静岡県立浜松視覚特別支援学校 高校3年生)
入賞[ユニークなアイディア賞]
どこでも点字ブロック出現白杖
太田博登さん
(鳥取県立鳥取盲学校 小学5年生)
入賞[実現可能なアイディア賞]
さわれるQRコード
萩野海羽さん
(高知県立盲学校 中学3年生)
ともだちたくさんできるかなぁ
徳田健太郎さん
(石川県立盲学校 小学6年生)
入選作品 一般の部
最優秀賞
手袋になるハンドクリーム
近藤貞二さん
(愛知県丹羽郡)
優秀賞
タッチパネルエイド
伊藤慶昭さん
(神奈川県横浜市)
クックeye~eyeちゃん~
松浦佑美さん
(愛媛県松山市)
入賞[アイディア賞]
白杖型傘
加藤寛さん
(長野県松本市)
折りたたみ定規NN
真貝徹志さん
(神奈川県川崎市)
コロコロ・スイスイ・楽々の白い杖
西山金一さん
(新潟県長岡市)
フットペダル付き拡大読書器
橋本隆夫さん
(三重県多気郡)
入選作品詳細と審査員講評
各入選作品の詳細と審査委員による講評については、下記のファイルにまとめました。ダウンロードしてお読みください。
表彰式集合写真
本文 おわり