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新館長就任のご挨拶

館長 杉山雅章

杉山雅章写真 この4月から館長に就任いたしました杉山雅章(すぎやま まさあき)と申します。
はなはだ微力ではありますが、専心努力して参りますので、前任者同様ご指導いただけますようお願い申し上げます。
当館は、昭和15年に盲目の青年本間一夫が、点字図書わずか700冊で日本盲人図書館を創立したことから始まりました。本間は戦火の中でも、視覚障害者の読みたいという気持ちに応えるため、疎開先から点字図書を貸し出しました。点字が読めない人のためには、まだテープレコーダが十分普及していないにもかかわらず、録音図書の製作を行うことを決めました。また、欧米を視察した際には、視覚障害者用の生活用具を買い集め、帰国後一般公開し、その反響の大きさから用具の販売と開発事業を行うことを決めました。このように本間は、視覚障害者の声に応えたいという思いから新たな事業を始めてきました。
今年は、その創立者本間一夫生誕100年を迎える年です。このような本間一夫の事業の足跡を広く一般社会へ伝えていくと同時に、我々職員も、本間の精神をしっかりと引き継ぎ、その遺志を未来へつなぐ、そのような年にしていきたいと思います。
これからも、職員一同、当館の利用者、お客様の声に耳を傾け、それを叶えるサービス、商品が提供できるよう努力してまいります。当館をご利用くださる皆様、事業を支えてくださる多くのボランティアの皆様に、引き続き、暖かいご指導、ご支援をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
(2015年4月)




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