点字のしくみ ― にってんキッズページ
点字のなりたちをおぼえよう
点字はタテ3点・ヨコ2列、6つの点の組み合わせでできています。この単位を「マス」と言います。
6つの点は凸面(読む面)からみて、左上を①の点、左の真ん中を②の点、左下を③の点、右上を④の点、右の真ん中を⑤の点、右下を⑥の点とよんでいます。
※母音をピンク、子音を青であらわしています。
50音をあらわす点字(読む面)
ア行(母音)
カ行:母音「あいうえお」+⑥の点
サ行:母音「あいうえお」+⑤と⑥の点
タ行:母音「あいうえお」+③と⑤の点
ナ行:母音「あいうえお」+③の点
ハ行:母音「あいうえお」+③と⑥の点
マ行:母音「あいうえお」+③と⑤と⑥の点
ヤ行:母音「あ・う・お」を一番下までおろしてから+④の点
ラ行:母音「あいうえお」+⑤の点
ワ行:「わ・を」は母音「あ・お」を一番下までおろします
そのほか
2マスをつかってあらわす点字(読む面)
が・ぎ・ぐ・げ・ご など
1マス目に「゛」をあらわす⑤の点をつけて、2マス目に「カ行・サ行・タ行・ハ行」の点字を書きます。
ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ など
1マス目に「゜」をあらわす⑥の点をつけて、2マス目に「ハ行」の点字を書きます。
きゃ・きゅ・きょ など
1マス目に小さい「や・ゆ・よ」をあらわす④の点をつけて、
2マス目に「カ行・サ行・タ行・ナ行・ハ行・マ行・ラ行」の「あ段・う段・お段」の点字を書きます。
ぎゃ・ぎゅ・ぎょ など
1マス目に④と⑤の点をつけて、2マス目に「カ行・サ行・タ行・ハ行」の「あ段・う段・お段」の点字を書きます。
数字をあらわす点字(読む面)
数字を書く時は1マス目に数字をあらわす記号の数符(③④⑤⑥の点)をつけて、2マス目以降に数をあらわす点字を書きます。
※ほかの文字をしらべたい時は「点字一覧表」を見てみよう!
点字のルール
①点字で文を書く時には、意味のまとまりごとに1マスあけて書きます。
<どこがちがうのかくらべてみよう>
日本点字図書館(にっぽんてんじとしょかん)
②「わたしは」の「は」や、「本屋へ」の「へ」は、点字では話すように「わ」「え」と書くよ。
「わたしわ ほんやえ いく」が正しいよ。
<どこがちがうのかくらべてみよう>
わたしは本屋へ行く
③「う段」の音がのびる時はのばす記号(②⑤の点)を使います。
「きょうは」は「きょーわ」になるよ。
<どこがちがうのかくらべてみよう>
東京都
点字を読んでみよう(問題)
「点字のなりたちを覚えよう」と、「点字一覧表」を見ながら、点字を読んでみよう。
~点字を読んでみよう(問題)上級者編~
少し長い文章を読んでみよう。ある本の一部だよ。チャレンジしてみてね!
点字を読んでみよう(問題)上級者編(PDF)はこちら
点字を読んでみよう(答え)上級者編(PDF)はこちら
点字の書きかた
点字を書く道具
点字を書くためには「点字器」と「点筆」が必要なんだ。
点字を書く紙は点字がつぶれないように少しあつくなっていて、よく使う物に貼れるように便利なシールタイプもあるよ。
点字器にはいくつか種類があるけれど、気軽に使える小型点字器を紹介します。
「プラスチックの板で本当に点字が書けるの!?」って思ったかな。
「点字器の使いかた」を動画で見てみよう!
その1 N632小型点字器の使いかた (再生時間:1分21秒)
その2 点字にチャレンジ「2.点筆・点消し棒の使いかた」 (再生時間:1分47秒)
その3 点字にチャレンジ「3.N632小型点字器の使いかた 2」 (再生時間:2分32秒)
点字の書きかた
点字は点がもりあがった凸面を左から右に触れて読みます。
書く時は反対に凹面にして右から左へと点を打ちます。
点字器がない場合は、下の「点字書きかた練習表」を印刷して、点がもりあがるところを塗りつぶして練習してみよう。
B5(ノートと同じ大きさ)の紙に印刷すると、実際の点字の大きさに近くなるよ。
点字を書いてみよう(問題)
※漢字を「かな」に直してから点字を考えるとわかりやすくなるよ。
① ゆかた
② てんたいかんそく
③ はなび
④ オリンピック
⑤ しゅくだい
⑥ あさがおのはな
⑦ 2ひきのかぶとむし
⑧ はらじゅくでクレープをたべました。
⑨ きのうは、かいすいよくへいきました。
⑩ にっぽんてんじとしょかんは、1940ねんにほんまかずおがそうりつしました。