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第11回「本間一夫文化賞」受賞者を発表

2014年10月

第11回「本間一夫文化賞」受賞者を発表 - 社会福祉法人ぶどうの木 ロゴス点字図書館 館長の高橋秀治氏 -

高橋秀治氏写真 社会福祉法人日本点字図書館(本部:東京都新宿区、理事長:田中徹二、以下:日本点字図書館)は、視覚障害者の文化向上に貢献した個人・団体に贈る本間一夫文化賞の選考委員会(委員長:社会福祉法人恩賜財団済生会 炭谷茂 理事長)を9月17日に行い、第11回受賞者に選挙公報点字版の普及活動などに尽力した、社会福祉法人ロゴス点字図書館 館長の高橋秀治(たかはし・ひではる)氏に決定しました。

高橋秀治氏は、東京都立文京盲学校を卒業後、日本ライトハウス、東京点字出版所、そして日本点字図書館にも勤務されました。当館在職中に日本社会事業大学専修科を卒業されると、その後、東京ヘレン・ケラー協会に移られました。いずれの職場でも点字にこだわった仕事ぶりに高い評価を得ていました。

平成5年にカトリック点字図書館に転職されてからは、点字図書館としてのあるべき姿を追求、その理念を「考える図書館」として打ち出し、社会福祉法人の認可を得て、同館を社会福祉法人ぶどうの木ロゴス点字図書館に改組しました。平成16年には同館の館長に就任され、多くの視覚障害者に希望を与える館の運営に力を注いでいらっしゃいます。

特筆すべき功績としては点字版選挙公報の普及活動が挙げられます。視覚障害者にとって、国政選挙における情報格差は大きな問題でした。高橋氏は、この問題に対して中心的に取り組み、点字版選挙公報の発行体制を確立、その後も視覚障害者のための選挙公報の普及の活動に努めるなど、着実に実績をあげています。

現在は、社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会の理事長という重役を担い、点字の重要性と視覚障害者の読書保障、バリアフリーの普及、一般社会への視覚障害者に対する理解を深める活動などにも取り組まれています。

約50年にわたって多方面に活動を続けている高橋秀治氏は、本年度の本間一夫文化賞に最も相応しい人物として、選考委員の総意で、この度受賞される運びとなりました。

2014年11月15日(土曜日)に、日本点字図書館で開催する「日本点字図書館オープンオフィス」にて、賞状・記念レリーフ・賞金を授与する表彰式と記念講演を行います。



選考委員



協賛



後援





日本点字図書館オープンオフィス

70余年にわたり視覚障害者の読書と文化活動を支える日本点字図書館が、一般の方々に視覚障害者への理解を深めていただくために、館内を開放して点字図書館の「今」を体験いただく無料イベント。
2014年11月15日(土曜日) 10時から16時、16日(日曜日) 10時から17時
関連ページ :https://www.nittento.or.jp/press/pr141023_openoffice.html



日本点字図書館について

社会福祉法人 日本点字図書館
ホームページ : https://www.nittento.or.jp/
1940年創設。点字図書・音声図書の製作・貸し出し、中途視覚障害者のための点字教室、視覚障害者のためのパソコン教室、視覚障害者用具の販売等の事業を行なう。視覚障害者情報総合ネットワーク 「サピエ」の管理も行なっている。



本件に関するお問い合わせ

社会福祉法人 日本点字図書館 総務部 広報担当 和田・新郷
電話:03‐3209‐0241/FAX:03‐3204‐5641
Eメール:nitten@nittento.or.jp


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