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第21回「本間一夫文化賞」受賞者を発表

2024年10月

第21回「本間一夫文化賞」受賞者 塩谷靖子氏

塩谷靖子氏写真 社会福祉法人日本点字図書館は、本間一夫文化賞選考委員会(委員長:社会福祉法人恩賜財団済生会 炭谷茂 理事長)において、第21回受賞者として、塩谷靖子(しおのや・のぶこ)氏を決定しました。

塩谷氏は、1943年生まれ。8歳で先天性緑内障のため失明。大学で数学を学び旧・日本ユニバック(現・BIPROGY)に日本初の全盲プログラマーとして就職し、点字変換用ソフトを開発しました。結婚、子育てを経て、指点字(盲ろう者のための通訳手段)の通訳者として活動する傍ら、42歳で声楽を本格的に学び始め、音楽大学出身者に伍して各種コンクールで優秀な成績を収めてキャリアを確立。今年5月には第35回「奏楽堂日本歌曲コンクール」歌唱部門で入賞し、奨励賞を受賞しました。また、近年は多彩な人生経験を踏まえた文筆活動にも取り組んでおり、エッセイストとしての受賞もあります。新技術に挑戦し後進へ道を切り拓いた功労は素晴らしく、40代でキャリアチェンジして飛躍した実績は、人生100年時代の生き方として、多くの人に勇気と希望を与えるものです。こうした幅広い活動が視覚障害者の社会的・文化的活動の可能性を大きく拡げる助けとなるのは間違いないことから、本年度の本間一夫文化賞に最もふさわしいとして、選考委員の総意で受賞が決まりました。

本間一夫文化賞は、2003年8月に他界した日本点字図書館創立者・本間一夫を記念して2004年より設けられた賞で、視覚障害者の文化・福祉・教育の向上に貢献した個人・団体に毎年贈られます。社会福祉法人読売光と愛の事業団様には第1回から受賞者決定に関する記事の全国紙への掲載と記念品のご協賛をお願いし、長きにわたり多大なお力添えをいただいております。10月5日読売新聞紙上の記事掲載をもって発表とさせていただきます。



選考委員



協賛



後援




日本点字図書館について

社会福祉法人 日本点字図書館
ホームページ : https://www.nittento.or.jp/
1940年本間一夫により創設。点字図書・音声図書の製作・貸し出し、視覚障害者用具の販売等の事業、自立訓練(機能訓練)事業および指定特定相談支援事業を行なう日本最大の視覚障害者情報提供施設。視覚障害者情報総合ネットワーク 「サピエ」の管理も行なっている。



本件に関するお問い合わせ

社会福祉法人 日本点字図書館 総務部 担当 石出・石井・久保
電話:03‐3209‐0241/FAX:03‐3204‐5641
Eメール:nitten@nittento.or.jp



PDF版

PDF版のプレスリリースは下記リンク先をご覧ください。
第21回「本間一夫文化賞」受賞者を発表



これまでの受賞者

第1回から前回までの受賞者については、下記のページをご覧ください。
本間一夫文化賞




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